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“介護職”が疲れる理由を考えてみました。その答えを示す式は「感情労働」「身体労働」「命の責任」でした。
  • 2026/03/06

介護の仕事をしていると、勤務が終わった瞬間に「ほっとする」と同時に、どっと疲れが出ると感じる人は多いのではないでしょうか。これは決して気のせいではなく、介護という仕事の特性に理由があります。介護の仕事は大きく分けると「感情労働」「身体労働」「命の責任」という三つの要素が重なっている仕事だからだと思います。

まず一つ目は感情労働です。利用者の方の不安や怒り、寂しさなど、さまざまな感情を受け止めながら関わる必要があります。自分自身が疲れていたり、忙しかったりしても、できるだけ穏やかな態度で接することが求められます。常に気を配りながら人と向き合うため、精神的なエネルギーを多く使います。

二つ目は身体労働です。移乗介助や排泄介助、入浴介助など、介護の現場では体を使う場面が多くあります。安全に介助するためには姿勢や力の使い方にも注意が必要で、知らず知らずのうちに体に負担がかかっています。

そして三つ目が命の責任です。転倒事故や体調の急変など、利用者の命や健康に関わる出来事が起こる可能性があります。そのため職員は常に周囲に注意を払い、「何か起きていないか」「安全は保たれているか」を考えながら働いています。

この三つが同時に存在する仕事は実は多くありません。勤務中は緊張感を持って働いているため、仕事が終わると気持ちが緩み、溜まっていた疲れが一気に表面に出てくるのです。

介護の仕事で疲れを感じるのは、真剣に利用者と向き合っている証でもあります。だからこそ、仕事の合間の小さな休息や、職場全体で支え合う仕組みづくりがとても重要であると考えます。

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